こんにちは、dom株式会社CEOの浦林文野です。
2024年も半ばを過ぎ、投資の世界では「AI」という言葉がますます存在感を増してきました。私自身、AIを活用した資産運用サービスを提供する立場として、この一年の潮流を日々肌で感じています。今回は、投資初心者の方から中級者の方まで、改めて押さえておきたい2024年のAI投資トレンドについてお話ししたいと思います。
まず最も大きな流れは、「生成AI関連銘柄への資金集中」です。2023年から続く半導体大手やクラウド事業者への期待は衰えるどころか、ますます加速しています。特にGPU需要の爆発的な拡大は、川上の半導体製造装置メーカーから川下のアプリケーション企業まで、幅広いバリューチェーンに恩恵をもたらしました。ただし、ここで気をつけていただきたいのは「過熱感」です。熱狂の只中にいると、人は冷静な判断を失いがちです。企業の実力と株価が乖離していないか、ファンダメンタルズに立ち返る視点を忘れないでください。
次に注目したいのが、「AIを使って投資する」側の進化です。ロボアドバイザーは第二世代へと進み、単なるポートフォリオ提案から、個人のライフイベントや市場急変時の対応まで含めた、よりパーソナライズされたサービスへと変貌しつつあります。私たちdomが追求しているのも、まさにこの領域です。AIは万能ではありませんが、感情に左右されず、膨大なデータを瞬時に処理できる点で、人間の意思決定を強力にサポートしてくれます。
三つ目のトレンドは「AIの電力問題」をめぐる投資機会です。AIの計算処理には莫大な電力が必要であり、原子力・再生可能エネルギー・送電インフラといった分野に新たな投資マネーが流入しています。一見するとAIと無関係に見えるセクターが、実はAI時代のインフラとして再評価されている。この「波及効果」を読む視点は、中級者を目指す方にぜひ身につけていただきたいところです。
一方で、私が皆さんに繰り返しお伝えしたいのは、「流行に飛び乗らない勇気」です。トレンド銘柄だけに偏ったポートフォリオは、調整局面での下落リスクも大きくなります。長期・分散・積立という投資の基本原則は、AI時代でも変わりません。むしろAIが相場を動かす時代だからこそ、人間らしい「規律」が武器になると私は考えています。
2024年は、AIが「期待」から「実装」のフェーズへ移行する転換点です。皆さんの資産形成が、この大きな波を上手に捉えたものになるよう、私たちも全力でサポートしてまいります。次回もどうぞお楽しみに。