社長ブログ

2024年のAI投資トレンドを読む ― 熱狂の先にある「本質」を見極める

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浦林 文野
dom株式会社 代表取締役 CEO
早稲田大学理工学部卒。大手ITコンサル・Stanford大AI研究を経て、dom株式会社設立。AI資産運用の普及に向け日々発信中。

こんにちは、dom株式会社CEOの浦林文野です。

2024年も残り数ヶ月となりましたが、今年は本当に「AI」という言葉を耳にしない日がなかったと言っても過言ではありません。私自身、AI資産運用に携わる立場として、この一年の市場の動きを日々追いかけてきましたが、投資家の皆さんにお伝えしたいことが山ほどあります。今日はその中から、特に押さえておいていただきたいトレンドを3つに絞ってお話しします。

まず1つ目は、「半導体一強時代」の変化です。2023年から2024年前半にかけて、市場の主役は間違いなくNVIDIAを筆頭とする半導体銘柄でした。しかし夏以降、投資家の視線は徐々に「AIを使う側」へと移り始めています。生成AIを業務に組み込んだSaaS企業、AI活用で収益性を大きく改善させた小売・金融企業などが評価され始めているのです。「作る人から使う人へ」――この流れは2025年にかけてさらに加速すると私は見ています。

2つ目は、電力・インフラ関連への資金流入です。AIの学習と推論には膨大な電力が必要で、データセンター需要は爆発的に増えています。実際、米国では原子力発電を再稼働してデータセンターに供給する動きまで出てきました。電力会社、送電インフラ、冷却技術、さらにはウランなど、一見AIとは無関係に見える分野が「AI関連銘柄」として注目されているのは、非常に興味深い現象です。投資の裾野が広がっているという意味で、初心者の方にとってもチャンスが増えていると言えるでしょう。

3つ目は、日本市場におけるAI活用の本格化です。労働人口の減少という構造的課題を抱える日本では、AIは「あれば便利」ではなく「なければ回らない」フェーズに入りつつあります。製造業のスマートファクトリー化、金融の与信AI、医療診断支援など、具体的な収益貢献が見え始めた企業が増えてきました。米国株一辺倒だった方も、そろそろ日本のAI活用銘柄に目を向けてみる価値は十分にあると思います。

最後に、私からのアドバイスです。AI関連の話題は熱狂を伴いやすく、「乗り遅れたくない」という感情が先行しがちです。しかし、投資で本当に大切なのは、テーマの表面ではなく、その企業が生み出すキャッシュフローと持続可能性を見ることです。私たちdom株式会社では、AIを使ってこの「本質を見抜く」お手伝いをしていきたいと考えています。

熱狂の中でも冷静に。次回は具体的な銘柄選定の考え方についてお話しする予定です。それではまた。

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