社長ブログ

市場が荒れる夜こそ、AIは静かに働く ― 自動リバランシングという新しい安心

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浦林 文野
dom株式会社 代表取締役 CEO
早稲田大学理工学部卒。大手ITコンサル・Stanford大AI研究を経て、dom株式会社設立。AI資産運用の普及に向け日々発信中。

こんにちは、dom株式会社CEOの浦林文野です。

最近、相場の値動きを見て「またか…」とため息をついた方も多いのではないでしょうか。米国の金利動向、地政学リスク、為替の急変動。一日で数パーセント動く日も珍しくなくなりました。こうした局面で投資家の皆さんが直面する最大の課題、それは「冷静さを保てるかどうか」です。

私自身、若い頃に自分の判断で投資をしていた時代、急落の夜は眠れませんでした。翌朝、慌てて売却ボタンを押し、その数日後に相場が反発する――そんな苦い経験を何度もしました。結局、人間の感情は「最も売りたくない時に売り、最も買いたくない時に買う」という非合理な行動を取りがちなのです。

ここで重要になるのが「リバランシング」という考え方です。例えば、株式60%・債券40%の配分で運用を始めたとしましょう。株価が上昇すれば、その比率は70%:30%へと自然に偏っていきます。一見、儲かっているように見えますが、実はリスクが当初設計より大きくなっているのです。逆に下落局面では株式比率が下がり、本来「安く買い増す」べきタイミングを逃してしまいます。

そこで活躍するのが、私たちdomが力を入れているAI自動リバランシングです。AIは24時間365日、ポートフォリオの状態を監視し、設定した配分から一定以上ずれた瞬間に自動で調整を行います。しかも単純な比率調整だけではありません。ボラティリティ、相関係数、マクロ指標の変化を踏まえ、「いつ」「どの程度」リバランスするのが最適かを判断します。

人間なら「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしてしまう場面でも、AIは感情を持たず、淡々とルールを実行します。これが長期的なリターンに想像以上の差を生むのです。実際、過去のシミュレーションでは、自動リバランシングを行ったポートフォリオの方が、放置したものよりリスク調整後リターンが安定して高い傾向が確認されています。

もちろん、AIは万能ではありません。前提となる配分設計が間違っていれば、AIはその誤りを忠実に実行してしまいます。だからこそ私たちは、最初の運用方針を決める対話の時間を何より大切にしています。AIは人間の判断を「置き換える」のではなく、「支える」存在であるべきだと考えているからです。

市場が荒れる夜、皆さんが安心して眠れること。それがdomの目指すゴールです。明日の相場に一喜一憂せず、長期の航海図を一緒に描いていきましょう。

dom株式会社 CEO 浦林文野

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